鍵は住まいの安全を守ってくれるセキュリティの要です。
祖母や祖父の代から暮らしている家の場合、経年劣化によって錆びついてしまっていたり、正しく施錠されない恐れが出てきます。
セキュリティとしての役目をきちんと果たせなくなった物は交換しなければいけません。
泥棒は脆弱な住まいを執拗に狙って侵入を試みます。
伝統的な日本家屋の場合、外から玄関扉の様子が窺えます。
経年劣化をした物をずっと使い続ける事は自ら泥棒に遭う確率を上げる事になりますので、他のリフォーム工事よろしく地元の専門業者に連絡をして、交換にやって来てもらいましょう。
他の設備の修理作業とは違い、住民の手だけでは交換や修繕は困難です。
また玄関扉は消耗品ではありませんが、祖母祖父の代から受け継いだ家の場合、たとえ故障が見られなかったとしても、現代の事情には合わなくなってきている可能性大です。
古い日本家屋に取り付けられていた一般的な物は、泥棒の世界で完璧に突破するテクニックが浸透しています。
最近の泥棒は一人で行動せずに仲間内でテクニックやハウツーを共有しています。
そのため、たとえ故障や経年劣化が見られなくても、随分と前に建てられた日本家屋に予め付いていた鍵穴は、格好の標的にされてしまい、ほんの数秒で泥棒に解錠され、空き巣被害に遭ってしまいます。
最新版の鍵には多種多様なタイプがあります。
鍵穴が外からカバーされており、悪者にピッキングされないように工夫されている製品もあれば、ATMの機械のように暗証番号でロックされたデジタル的な製品もあり、更には指紋や専門のカードがアナログの鍵の代わりとして使えるハイテクな設備もあります。
どの設備が良いかは住まいと家族によって変わります。
設備の交換を本格的に検討したい方はまず家族会議で皆の意見を聞き、どういったタイプなら全員が満足できるか、多数決を取りましょう。
いずれにしても、旧式の物を無理して使い続けるよりも確実に新しいモデルに取り替えた方がライフスタイルの質、そして何より犯罪者の標的にされなくなるという安心感が得られます。